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東京23区銭湯情報

芸術的銭湯

建物の作り、脱衣場の高い天井、ペンキ絵やモザイクタイル絵など銭湯には芸術的要素が盛り沢山。
見方一つ、変えるだけでそこはまさにお風呂付美術館。

天井
ご存知の通り、脱衣場の天井はとても高いですよね。
これらのほとんどは格天井と呼ばれる作りです。
天井に格子状にハリが渡っているようなつくりで、ご存知の方も多いのでは?
お寺や神社などにも使われている由緒正しい作りなのです。
特に、天井の四辺がS字型の木材によって持ち上げられているようなつくりは「折上格天井」と呼ばれており、日本の建築の中でも最上級とされているのです。
中庭
特に東京近郊の銭湯に多いようです。
脱衣場の窓の外などにひっそりとある中庭。
小さな池や岩、植物などが配してありとても涼しい印象の庭が多いようです。
湯上りに眺めて身体の火照りを抑えつつ、和んでみてはいかがでしょうか。
ペンキ絵
関東を中心に一般に広く定着している銭湯のペンキ絵。
発祥は大正元年、東京の神田猿楽町にある「キカイ湯」で「小さな子供が喜んでお風呂に入れるように」と考え出され、画家の川越広四郎氏の手によって描かれたそうです。
ペンキ絵があるのは浴室のつきあたりのちょうど湯船の上の壁の部分。
傾向として、ペンキ絵の大きさは新しい銭湯程大きく、古い銭湯のものは控えめな大きさであることが多いようです。
絵師の方によっても特徴がハッキリでているものもあるようです。
タイル絵
絵付きのタイルを並べて絵を作るタイル絵は、ペンキ絵と同じく注目したい銭湯の芸術です。
ペンキ絵は富士山が多いですが、タイル絵は風景や鯉、おとぎ話など様々なものがあります。
特に、おとぎ話は母親が子供にお話を聞かせながら銭湯に入れられるようにとの配慮から、女湯に多い題材のようです。
また、ペンキ絵の下に横長に貼られるタイル絵には「お客コイコイ」の縁起を担いでか、鯉が描かれることが多いようです。
ちなみに、タイル絵の鯉の動きに勢いがあるものほど、描かれた年代が新しいそうです。